おとうと

映画おとうとを観ました。ポスターで加瀬亮蒼井優を見て、少し観たいなーと思っていたところ、おばさんからお誘いがあり観に行くことにしました。
感想は期待が低かった分、良かったです!良くも悪くもないかなーと予想してただけに、良かった。最近無縁死のドキュメンタリー番組を見たばかりだったので、こういう最期を送るのって理想的&なかなか現実問題難しいーと考えつつ、話の中に入り込んでいました。そしてやっぱり加瀬亮が好きです。今回は静かな中にも男らしい役柄で素敵でした。浮いてるか浮いてないかの微妙な台詞の言い方が普通ぽくて大好き*1。劇中、小春(蒼井優)に告白するシーンでキュンとなりました。吉永小百合は初めてちゃんと演技を見たのですが、あれ?ていう感じでした。苦労して女で一つで小春を育ててきたという過去が一切見えない。台詞も朗読してるみたいに聞こえて、仲間由紀恵ぽいと思ってしまいました。彼女をあまり知らないし、他の作品をみていないので何とも言えませんが、わたしはうーんでした。観に行く前に、「寅さんのもう一つのラスト」的な文句を聞いていたので、なるほどーと思いました。破天荒な暮らしを送るおとうとは寅さんそのものだと思いました。つるべぇの大阪のおっちゃんぶりも嫌じゃないでした。しかし、どうも吉永小百合の弟がつるべぇと思えず。。。なんで?吉永小百合じゃなきゃいけなかったの?悪くないとは思うけど上品過ぎやしないかい?、、、吉永小百合の批判みたくなっちゃったけど、家族の絆とか感じるには温かくてとてもいい映画だと思いました。

*1:ありふれた奇跡見直したい