落語

立川談春 25周年スペシャル独演会−THE FINAL− 〜追加公演〜 たちきり @東京厚生年金会館に行ってきました。

遠くから撮ったのでブレブレ^^;

浅草演芸場以外で生で落語を見たことがないし、テレビも笑点くらいしか見ていないので、がっつり生での公演(ましてや独演会)は初めて。わたしの両親が落語好きで父親はちょっと勉強したりしてたみたいでしたが、今回は母親のみ。

会場に着くと若いカップルとかが結構いました。どこからか、太鼓の音が。入り口でくじをはずれのない引いてポストカードを戴きました。ガチャガチャがあったりして、お祭りの様。写真集もでてるんですねー。ちなみに3階には厚生年金会館で公演した噺家達の写真が。
わたしたちの席は2階の6列目。結構見えるし良い席だなーと思ってましたが、母親はこれじゃ顔が見えないねーと言ってました。が、幕が上がってみると巨大スクリーンが高座の真ん中に。


演目は
粗忽の使者  愛宕山  たちきり
いきなり話が始まって、寄席みたいに客いじり(?)ないのかーと思ったら、この公演を観た方のブログにもいくつか書いてありました。“まくらを振る”ていう表現なんですね。勉強になった。

幕が上がって早々、談春さんのナレーションが入り、まずは映像が流れました。同じ場所で師匠談志が公演を行った時のもの。師匠も同じようにスクリーンを背負ってでの高座でしたが、出てくるやいなや「これいる?」と客に聞き始める。で、自分でどういう感じか見たいから談春さんを呼んで高座に座らせ、自分は客席に下りて眺め始める。the自由。けどなんだか照れ隠しのような感じもした。太田ににてるなーなんて思いました。その時談春さんはこんな大きなところで話すんだーとびっくりしたそうで。
で、続いて楽屋から談春さんのインタビュー映像。談志と初対面で志ん朝の落語をやってしまった話から、厚生年金会館で志ん朝の前座を頼まれてやって、それから2度呼ばれて「馴染み」と言われた話など。2人とも尊敬してると言ってたけど、なんか志ん朝の方が好きなの?とちょっと思いました。あは。
そして愛宕山の前にまた映像。「かわらけ投げ」を実際にやりにいってました*1。面白そう。
3席目の前に休憩を挟み、2時間半弱の公演でした。


落語自体は素人なわたしでも十分楽しめる内容。大笑いしました。はっきりお話になるのでとても聴きやすい。それで、素人にもわかるように、昔の言い方でちょっとわからないようなところは2度今の言い方で言い直すのも良かったです。また、「かわらけ投げ」をやっているときにマイクに手が当たってしまったのですが、何事もなかったように進んでいってしばらくして、「この投げ方はだめだ、だってここに当たっちゃうもん」とアドリブを入れたりもしてました。
たちきりは悲しい内容の噺なんですね。良かったですが、落語は大笑いしたいです。個人的には。(素人目線ですんで立ち寄った方はどうかお気になさらず。)
家に帰って志ん朝愛宕山をようつべで見てみました。始めて見ましたがすごいですねー。さらさらって感じ(?)


初・談春は大満足でした。たのしかったー。次は円楽ですけど、一緒に出るたい平が楽しみ。
あ、あと最初で最後の東京厚生年金会館でした。音響がいいそうで、、確かに良かった。もったいないよねー。


余談1:2階席の真ん中、一番前にエレキコミックやっつん発見!街でやっつんを見るの3回目。新宿タワレコ東西線反対側の電車で見たことあります。あの髪型は目立つよねー。「明るいよぉ。」←なつい。iphoneで写真とってた。後からtwitter見たら、隣は大泉洋だったらしい!マスクして帽子被ってた人がいたけどわかんなかったー。くっそー。
余談2:談春さん、途中から風間杜夫に見えてきちゃった。風間杜夫がやる江戸っ子に。
余談3:談志を見ると、爆笑問題SPWの小沢さんを思い出す。爆問は仲がいいからだけど、小沢さんは大事なM1決勝で談志に「俺は下ネタは嫌いだよ」ってバッサリ切られていたので。どうでもいいけど。

*1:今実際にできるところは高雄山神護寺